ボルオのブログ

観葉植物との日々

【2023年最新版】気になるアロイドのこと

栄枯盛衰の激しい植物業界。

僕はPachypodiumを筆頭にした塊根界隈にはそこまで興味がないのですが、昨今の珍奇植物ブームを対岸の火事と感じている熱帯植物愛好家は少なくないのではないでしょうか。(そうはいってもDorstenia gigasとDioscorea elephantipesだけは実生株を大事に大事に育てていますが)

一方そんな盛り上がりを尻目に、年に数回サンシャインシティの隅っこで、スーパーのほうれん草のようなパッケージで売られている抜き苗のアロイドを数万円だして買い漁ることに若干の不健康さを感じつつ、海外の熱帯植物イベントに強い憧れを抱く毎日です。

先日チェンマイで行われたイベントの動画を海外の愛好家の方があげていたので共有します。

The rarest aroids I have ever seen @LANNA International exotic plants Thailand - YouTube

らん展と近しい雰囲気ですが、やはり品揃えや熱量が明らかに違います。価格も車が買えるような値段設定のものもあり、レベルの高さがうかがい知れますね。

(Anthriumの斑入りってなんか微妙じゃないですか?)

 

そんな本場の雰囲気に想いを馳せながら日々を悶々と過ごしておりますが、2023年チェックして欲しい植物をご紹介していきます。

Rhaphidophora foraminifera

Rhaphidophoraらしい艶っぽい質感と割とノーマルなフォーム、そこに開いた奇妙な窓との対比が素晴らしい植物です。国内での流通はほぼ確認できておらず、マイナー過ぎて価格帯の把握もできず。

EsqualetoやObliqua peru のような大胆なタイプの窓を経て、今はこういう品?のある感じが気分です。

Monstera burle marx flame

少しピークは過ぎた感がありますがまだ球数も少なく、高額な品種です。

シャープなフォームに深い切れ込みが大変格好良く、ともすれば新宿の路上で売られているアクセサリーのような尖った葉形が心をくすぐります。

Philodendron burle marx fantasy 

こちらも派手さは無いですが、爬虫類のような葉脈に端正なフォームが魅力的な植物。こちらは是非モスポールで基本に忠実に登らせて、キャビネット内で存在感を出して欲しいです。国内流通はほとんど確認できず、チャンスさえあれば確実に手に入れたい。

Anthurium DocBlock

Anthuriumの深い沼は一体どこまで広がっているのか、僕自身は全く把握できておりません。こちらは特に特定の種類を指しているつもりは無く、ブロック博士のAnthuriumという意味合いです。

Botanical Hybrids - Anthuriums By DocBlock

このサイトの熱量、海外の健康食品的な雰囲気が最高では無いでしょうか。

『赤いAnthurium』や『DocBlock』の名前はInstagramにも頻繁に登場していたため以前から気になっていました。調べてみると、同氏が交配したAnthuriumが複数存在し、そこからさらに別環境で交配した品種もあるようです。

こちらは引き続き文献を読み解き、全容の把握を試みたいと思っています。

以上です。

画像の引用は避けているので、名前を検索して是非そのエキゾチックで奇妙なルックスを確認してみて下さい。

オフシーズンの今は座学や鉢の収集、土作りに励み、春に向けて粛々と準備を進めていきましょう。

 

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